第Ⅰ期戦略プロジェクト 精密医療 Precision Medicine(2017/10~2022/9)
【理念】
医学の発展に伴い、患者を一定のサブグループ群に分けて、それぞれに適した治療を提供する、精密医療(Precision Medicine)が社会的要請となってきています。そのため、私たちは、患者をサブグループ群に分ける診断技術の研究、患者に適した医薬を開発するための創薬支援技術の研究、患者に適した治療に用いる革新的基盤技術の研究に取り組んでいきます。
【概要】
がんの診断と治療におけるPrecision Medicineの基盤技術の研究開発を幅広く実施しました。
【主な研究参加者(所属・職位は当時のもの)】
- 佐谷 秀行(医学部 先端医科学研究所 遺伝子制御研究部門 教授)
- がん幹細胞、腫瘍不均一性
- 河上 裕(医学部 先端医科学研究所 細胞情報研究部門 教授)
- がん免疫、リキッドバイオプシー
- 西原 広史(医学部 腫瘍センター ゲノム医療ユニット 教授)
- がんゲノム診断
- 舩越 建(医学部 皮膚科学教室 准教授)
- 皮膚腫瘍
【主な発表論文】
Role of androgen signaling in androgen receptor-positive extramammary Paget's disease: Establishment of organoids and their biological analysis as a novel therapeutic target.
Nakamura Y, Mizukami H, Tanese K, Fusumae T, Hirai I, Amagai M, Takamatsu R, Nakamura K, Nishihara H, Takimoto T, Ueno M, Saya H, Funakoshi T.
J Dermatol Sci. 112:23-30 (2023)