第Ⅰ期戦略プロジェクト 幹細胞生物学と細胞医療 Stem Cell Biology & Cell Based Medicine(2017/10~2022/9)

【理念】

ヒト細胞モデルは人間の生体や病理を深く理解するうえで有用なツールです。私たちは、幹細胞が自己組織形成して生体組織の一部を再現するオルガノイドに注目し、その技術開発と実用化研究に取り組んでいます。iPS細胞や組織幹細胞からオルガノイドを用いた各種の評価モデルを構築し、病気のメカニズムの解明や、新たな治療法の開発に貢献して行きます。


【概要】

iPS細胞からの脳オルガノイド作製および体性幹細胞からの消化管オルガノイド作製に関する技術開発を行いました。また、婦人科がん領域におけるオルガノイド技術の有用性を検証しました。


【主な研究参加者(所属・職位は当時のもの)】

岡野 栄之(医学部 生理学教室 教授)
 脳オルガノイド
佐藤 俊朗(医学部 坂口光洋記念講座(オルガノイド医学)教授)
 消化管オルガノイド
千代田 達幸(医学部 産婦人科学教室 専任講師)
 婦人科がん

【実用化された技術】

株式会社医学生物学研究所(MBL) 研究用試薬製品

Afamin/Wnt3a CM
URL: https://ruo.mbl.co.jp/organoid/product/afamin-wnt3a-cm/
FGF-Max (Recombinant human FGF1/FGF2 chimera)
URL: https://ruo.mbl.co.jp/organoid/product/fgf-max/

【主な発表論文】

An organoid-based organ-repurposing approach to treat short bowel syndrome.
Sugimoto S, Kobayashi E, Fujii M, Ohta Y, Arai K, Matano M, Ishikawa K, Miyamoto K, Toshimitsu K, Takahashi S, Nanki K, Hakamata Y, Kanai T, Sato T.
Nature. 592:99-104 (2021)